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[1] LT関係用語について Name:black jack Date:2011/09/08(木) 20:59 [ 返信 ]
LT関係用語がどうも混乱してよくわかりません。整理してもらえないでしょうか?

[2] RE:LT関係用語について Name:じてトレ管理人 Date:2011/09/08(木) 21:01
(2011.10.27にoyama様のご指摘をもとに加筆修正しました)

<総論>
(運動強度:低)LT≒AeT…乳酸値が上昇を始める地点・一般的には乳酸値が1〜3mmolの辺り(LT1:乳酸値が1mmol以下・LT2:乳酸値が2mmol以下)

(運動強度:高)FTP≒AT≒MLSS≒RC≒OBLA(注:OBLAについては例外あり)…より運動強度を上げてくと乳酸値が4mmolに達する地点

(ご参考)このLT〜RC(≒FTP)までの間をIB(Isocapnic Buffering:乳酸緩衝機能)と言い、乳酸値が上昇しているものの、運動を長時間続けられる範囲です。

かいつまんで言うと乳酸値は運動強度が上がるにつれ2段階に上昇速度が変わりますが、その最初がLT等(乳酸値が上昇を始める地点)で、次がFTP等(乳酸値が急上昇を始め長時間運動を持続できなくなる地点)ということです。



以下が各用語の簡単な説明です。

<各用語詳細説明>
■LT(Lactate Threshold:乳酸閾値)
血液中に放出される乳酸が除去されるペースを超え始める運動強度。結果として、血中乳酸濃度は上昇を開始する。選手やコーチの大多数の実感としては、乳酸閾値(LT)は、レベル2(回復走)から3(テンポ走)への移行時と大体一致する比較的低い強度。一般的には乳酸値が1〜3mmolの間。

なお、LTには以下2つの詳しい区分けもある。
LT1:乳酸値が1mmol以下
LT2:乳酸値が2mmol以下

■AeT(Aerobic Threshold:有酸素性作業閾値)
有酸素性エネルギー代謝の限界点



◆FTP(Function Threshold Power:機能的作業閾値パワー)
約1時間の間、疲労せずに準定常状態で維持可能な最大のパワー。パワーがFTPを超えると、急速に疲労する。その一方で、FTPのすぐ下であれば、かなり長時間時間持続できる。

◆AT(Anaerobic Threshold:無酸素性作業閾値)
呼吸による換気量と酸素摂取量との間には直線関係がある。しかし運動強度がある値を超えて増大すると換気量は酸素摂取量よりも急激に増大するため直線関係が崩れる。このとき血中乳酸濃度が急激に増加を始める。この臨界的な運動強度のこと無酸素性作業閾値(AT)と呼ぶ。厳密には「換気閾値(VT:Ventilatory Threshold)*」のこと。

*VT(換気閾値)とは、代謝率(酸素摂取比率(VO2))に対して、換気が急激に増加する運動強度のこと。無酸素作業閾値や換気閾値は、乳酸閾値(LT:Lactate Threshold)の推定によく使用される。

◆MLSS(Maximal Lactate Steady State:最大乳酸定常値)
時間が経過しても血中乳酸濃度がほぼ一定のままである、最大の運動強度。最大乳酸定常値(MLSS)は、機能的作業閾値(FTP)と同程度で、選手やコーチの間で一般的なトレーニング用語として使われている「乳酸閾値(LT)」の意味に近い(特に説明がない場合の運動生理学的上のLTの定義からは、ややずれる)。

◆OBLA(Onset of Blood Lactate:血中乳酸値上昇開始点)
血中乳酸濃度が4mmol/Lとなる運動強度。個人の血中乳酸値上昇開始点(OBLA)は、通常、最大乳酸定常値(MLSS)や機能的作業閾値(FTP)と近いが、両値よりも、顕著に低いか高いこともある。

◆RC(Respiratory Compensation Point:呼吸性代償閾値)
筋肉中の乳酸値の上昇により酸素が供給不足(過剰換気)の状態に陥る境界線。酸素供給が足りていれば平衡を保たれている体内のPHバランスが崩れ酸性に傾き始める地点。ワー生成の上限の最良の計測方法と考えられている。


  



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