はじめまして。
昨年12月14日にアップされた記事”◆「メディオ」「ソリア」はトレーニング強度のこと”に関して気になった点があるので投稿させてください。
「メディオ」「ソリア」は言葉の響きからもわかるようにイタリア語で、イタリア式心拍トレーニングの用語として90年代に日本の雑誌等で紹介されました。そこから心拍トレーニングのブームが起こったように記憶しています。それ以後、心拍トレーニングの文脈の中で「メディオ」「ソリア」の用語は使われてきました。
日本人ロード選手によって紹介された文章では、メディオは最大心拍数の78〜82%、ソリアは83〜90%と定義されています。
元々のイタリアの定義は、マペイチームによると以下のようです。
In our methodology, workout use rhythms: LENTO(=SLOW), LUNGO(=LONG), MEDIO(=MIDDLE) and SOGLIA(=THRESHOLD).
The pace LENTO(=SLOW) is the pace of training base, which is characterized by values of heart rate, which must remain below the 75% of heart rate of SOGLIA(=THRESHOLD).
The pace LUNGO(=LONG) is equal to 80% of heart rate of SOGLIA(=THRESHOLD).
The pace MEDIO(=MIDDLE) is characterized by values equal to 90% of heart rate of SOGLIA(=THRESHOLD).
Paul Menaspa - 07.01.2008
上記の定義からすると、ソリアはTHRESHOLD、つまりFTPのTやLTのTと同じ意味ですから、ソリアはFTPの100%前後という意味になりますが、管理人様が紹介されたFTPの100〜130%をソリア、90〜100%をメディオとする定義とは明らかに異なっています。
また、日本のブログを見るとパワートレーニングのL5をソリアとしているものも多く見られ、これも心拍トレーニング用語の定義とは明らかに異っています。
管理人様が提示した定義は日本の状況からだと思いますが、「メディオ」「ソリア」をイタリア式心拍トレーニングの文脈で使っている日本人も、まだ多く存在します(ブログ等では目立ちませんが)。
管理人様はこのような状況について、どのようにお考えでしょうか。
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| [66] RE:「メディオ」「ソリア」の定義について Name:じてトレ管理人 | | | Date:2012/01/25(水) 18:22 |
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パワータップ愛用者様、いつもご覧いただきありがとうございます。じてトレ管理人です。
また返信に相当の時間を要してしまった旨、深くお詫び申し上げます。
(イタリア語が不得手であるのと、文献の収集・精査・整理に時間を要しました)
結論としては「メディオ」「ソリア」の定義については、基準がAT心拍数であったり最大心拍数であったりとバラバラなので一見すると日本の過去と現在またイタリアでの用法で齟齬が出ているように見えますが、同じ基準に引き直して比較するとすべて同じようなゾーンに収まるので現状のままで問題ないと考えます。
根拠は以下の通りです。
(以下の説明は添付のエクセルファイルを参照の上お読みください)
「ソリア」「メディオ」定義比較表→リンク
http://www.overlander.co.jp/jitetore/sogria-medio.xls
まず、元々のイタリア語の資料での基準が何かを検証したところほとんどが「AT心拍数(無酸素性作業閾値)」が基準となっていました。
一方で日本の雑誌等は、最大心拍数を基準にしているものがほとんどでした。
それでは「基準が違うのだから『メディオ』や『ソリア』のゾーン設定に齟齬が出ているのではないか」というと、そうではなく、各ゾーンを一律最大心拍数に対する比率に換算して比較*してみたところ、以下のように若干のオーバーラップはあるとはいえ、ほぼ同じような範囲に収束していることが確認できました。
メディオ:最大心拍数の70〜84%(最大値と最小値の平均値:81%)
ソリア:最大心拍数の83〜91%(最大値と最小値の平均値:87%)
*AT心拍数の最大心拍数への換算根拠
ここではTeam Quick Step が使用していた数値85%(年齢によって多少差異はあるもののAT心拍数は最大心拍数に対して概ね85%近辺との意味)を使用しています(出展:『Tarzan特別編集・自転車が最高』・P59)。ただし現実的には、最大心拍数に対するAT心拍数の比率は初心者で70%・トップ選手で90%とかなり差があります(出展:今中大介のロードバイクテクニック・P54)。
パワトレ関係の定義との整合性もチェックしました(じてトレで紹介した「メディオ」「ソリア」は柿木博士の定義<funride 2009年11月号・P44>に準じています)
柿木博士の定義や『パワー・トレーニング・バイブル』P78の定義にもとづき、コーガン方式のパワー・ゾーンについても検証したところ「ソリア」はL5(VO2max)〜L6(無酸素運動容量)相当の強度で、「メディオ」はL4(乳酸閾値)相当の強度という結果になりました。最大心拍数レベルについてもその他資料と概ね一致しています。
ソリア(閾値, AT)=FTP100%ではないのか?なぜずれるのか?との疑問が残るかも知れません。この点については以下のように考えます。
確かに、以下URLでも説明の通り、運動生理学上の定義はAT≒FTPと言えます。
http://jitetore.webdeki-bbs.com/jitetore_topic_pr_1.html
しかし「AT心拍数で出せるパワー」は、必ずしもFTP(1時間持続できる最大パワー)と一致しないと考えます。
理由としては、一定のAT心拍数を維持していると通常はじりじりとパワーが下がっていくからです。
例えばAT心拍数100%を維持して1時間TTを行った場合に、最初の10分間は350W(FTPの110%)だったパワーが1時間後には300W(FTPの94%)まで落ちた場合を考えてみます。この場合、AT心拍数で出せるパワーは、300〜350Wということになり、FTP(この場合318Wを想定)とは一致しません。
この例のようにAT心拍数100%でトレーニングした場合には、運動の開始当初のパワーが高くその後じりじり落ちていくことがほとんどだと思いますが、この理由には「運動開始当初は無酸素運動容量など無酸素系のエネルギー源を動員できること」が関係しているのではないかと考えます。この影響で、AT心拍数100%でトレーニングした場合は(特に運動開始当初は)、実際のFTPよりも高いパワーであるL5(VO2max)辺りでの運動強度になるのではないかと推察します(実際にはかなり個人差があると思います。またAT心拍数の決め方にも大きく影響されると思います)。
以上、パワータップ愛用者様のご参考になれば幸いです。
(事実誤認等あるようでしたら、遠慮なくご指摘いただければ幸いです)
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| [71] RE:「メディオ」「ソリア」の定義について Name:パワータップ愛用者 | | | Date:2012/01/30(月) 00:41 |
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じてトレ管理人様、貴重な時間と労力をさいていただき、ありがとうございました。
私の意見としましては、管理人様の結論である「すべて同じようなゾーンに収まる」という判断に賛同できかねますので、反論させて下さい。お気を害されたら申し訳ありません。
その前に、「ソリア」「メディオ」定義比較表について、気になった点があったので指摘させてください。
まず、Team Quick StepがAT心拍数を最大の85%としていることを、他の情報源の項目に「採用」し換算することは、表現として好ましくないと思われます。
他の情報源がTeam Quick Stepの85%を採用しているのではなく、採用したのは管理人様だからです。表を細部まで見ない人は、他の情報源もAT=最大の85%を採用していると誤解する恐れがあります。
同様に、コーガン博士の項目で、メディオはL4(LT:乳酸閾値)に相当、ソリアはL5(VO2max)〜L6(無酸素運動容量に相当)としていますが、これは管理人様の解釈であり、当のCoggan博士は、メディオ、ソリアに関しては一切言及していません。しかし表を見た人は、Coggan博士がこのように言及していると誤解する恐れがあります。したがって管理人様の解釈については「じてトレ定義」あるいは別項目として展開されるべきではないでしょうか。
「誰が何を言ったか」というのは文献研究において非常に重要ですので、引用の段階で考察や解釈を加えるのは避けた方がよいと思います。
次に、Coggan博士のレベル分けはL3:76〜90%、L4:91〜105%、L5:106〜120%、L6:121〜150ですから、これを柿木工学博士の定義に正確に当てはめれば、90〜100%はL3の上限からL4となり、100〜130%はL4からL6となります。これは管理人様の記述と異なりますので、正確な対比に訂正していただけますでしょうか。
表は、見る者に大きな影響力を与えるものですから、公正を期すために正確さを心がけていただければ幸いです。
では本題に入ります。
心拍トレーニングの強度については、どこも概ね一致していますので、私が本件で危惧しているところではありません。
柿木工学博士の定義に対する私の疑問について、管理人様の解釈はとても合点のいくものでした。ありがとうございました。
私は87年に初めて心拍計を購入し、主にタイムトライアルのペーシングに利用していました。予想タイムの間維持できる限界の心拍数を事前シミュレーションの実測から求め、これを本番で再現するという方法です。2004年にパワーメーター(この頃はまだパワーキット)を購入した際もこの方法を行ったところ、管理人様が指摘されたのと同様の現象を経験しました。つまり心拍数は一定でも、パワーは少しずつ落ちていくという現象です。この現象の理由としては、管理人様の考察のとおりだと思います。
本件に関して、今日数年ぶりに心拍数一定のデータを取ってみました。最大心拍数の90%(ソリア)を1時間持続し、休憩を取った後に最大心拍数の80%(メディオ)を2時間維持しました。
方法や個人差で違いが出ると思いますが、今回のデータでは、最大心拍数の90%(ソリア)を維持しようとすると、最初はFTP130%くらいから始まり、同じ心拍数を維持できるパワーがどんどん減少して、2分後にFTP120%へ、17分後にFTP105%へ、30分後にFTP100%へ、1時間後にはFTP95%まで落ちました。同様に最大心拍数の80%(メディオ)を維持しようとすると、最初はFTPの105%くらいから始まり、5分後にFTP100%へ、20分後にFTP95%へ、40分後にFTP90%へ、65分後にFTP85%へ、2時間後にはFTP80%まで落ちました。
このグラフから私が重要視する点は、パワーは直線的に下がっていくのではなく指数関数的であり、高いパワー値を示すのは運動開始時だけだということです。ソリア心拍はL6部分はわずかでL5部分は1/4程度でL4部分が大半であり、メディオ心拍はL4部分が1/3でL3部分が2/3くらいでした。ただし今回のメディオ維持はソリア維持の疲労の影響を大きく受けており、フレッシュな体調ならL4部分の割合はもっと増えたと思います。
一方、心拍一定とは逆にパワー一定で運動を維持すると、心拍数はまず急上昇してからある点で落ちついて徐々に(こちらはほぼ直線的に)上昇を続けます。柿木工学博士のソリア定義の中間値であるFTP115%を維持すると、心拍数は最大の90%をどんどん超えて100%近くまで上がり、ソリア心拍領域を大きくはみ出してしまいます。
同様に柿木工学博士のメディオ定義の中間値FTP95%を維持すると、メディオ心拍領域を超えて完全にソリア心拍領域である最大の90%前後まで達します。
文献の数字を並べて眺めていると論理的な整合性があり矛盾を感じませんが、生データによるグラフを眺め、ゾーンを大きくはみ出す現象を目の当たりにすると、とても管理人様のように「すべて同じようなゾーンに収まる」とは思えないのです。
また、私の生データではソリア心拍の大半はL4領域であるのに、「ソリアはパワトレのL5に該当します」と断言されてしまうと、両者のかい離からとまどいを覚えます。
以上の様な状況は、心拍トレーニング強度をパワートレーニング強度に「当てはめよう」としたことに由来するのではないでしょうか。別の文脈に対して同じ用語を用いたことによるのではないでしょうか。
長々と語ってしまいましたが、管理人様の感想をお聞かせ願えれば幸いです。
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| [72] RE:「メディオ」「ソリア」の定義について Name:じてトレ管理人 | | | Date:2012/01/30(月) 12:09 |
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パワータップ愛用者様、論理的かつ実証実験による明確な根拠にもとづくご意見を頂きありがとうございました。
まず種々ご指摘を頂きました「ソリア」「メディオ」定義の比較表ですが、誤解を招く恐れがある記述があったこと及び厳密な正確性に欠ける記述があった点について深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。
今後は、ご指摘頂いた点に十分注意して「公正を期すための正確さ」を心掛けて参る所存です。比較表につきましては、赤字にて加筆修正致しましたので、よろしければご査収ください(以下リンクをご参照ください)。
「ソリア」「メディオ」定義比較表→リンク
http://www.overlander.co.jp/jitetore/sogria-medio.xls
実証実験までされた点は頭が下がる思いです。またその分析結果については何ら違和感はございません。また心拍トレーニングのゾーンは概ね一致しているので危惧されていないとの旨を伺い安心致しました。
懸案として残る「現在のトレーニング・ゾーンのやや混乱した状況」ですが、この原因はパワータップ愛用者様のご推察の通りかも知れません(イタリアでのパワートレーニング用語としての「メディオ」「ソリア」の用法に関する資料が得られていないので断言はできませんが)。
この点については、今一度資料を見直したうえで改めてご回答差し上げたいと思います。お待たせしてばかりで恐縮ですが、今しばらくお時間を頂ければさいわいです(最低1週間程度要するかと思いますが、何卒ご容赦ください)。
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| [83] RE:「メディオ」「ソリア」の定義について Name:パワータップ愛用者 | | | Date:2012/02/05(日) 12:54 |
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じてトレ管理人様、今回は私のような者に議論の機会を与えてくださったことを、深く感謝いたします。
また、表の修正を快く引き受けてくださったこと、ありがとうございました。
ただ、表に関してまだ根本的な疑問がありますので、再度指摘させていただくことをお許し下さい。
場所はコーガン博士の項目です。
>注:各情報源のトレーニングゾーンを一律同じ基準(最大心拍数)で比較する為に柿木博士の定義にコーガン博士のトレーニングレベルをじてトレ管理人が便宜上あてはめたもので、コーガン博士はメディオという用語は使用していない。
さて、管理人様は「一律同じ基準(最大心拍数)で比較」と書かれていますが、コーガン博士のFTPの項目で基準とされているのは柿木工学博士の定義であり、心拍数ではないと思われます。
柿木工学博士は、出典である「funride 2009年11月号・P44」の項で心拍数については述べていません。メディオはLTパワーの90〜100%、ソリアはLTパワーの100〜130%であると、独自の定義を打ち出されています。
つまり、コーガン博士の項目だけが、「一律同じ基準」ではありません。
ここは本件の核心にかかわる重要なポイントですから、確認していただければ幸いです。
同様に、その右隣りのFTHRの記述についても、備考欄に「左で当てはめたレベルに準じて」と記されているように、ここも心拍数ではなく柿木工学博士の定義を基準とした結果から演繹されており、「一律同じ基準」ではありません。
また、メディオはFTHRの95〜105%、ソリアはFTHRの106%以上としていますが、これはメディオ=L4、ソリア=L5以上とする「修正前のゾーン」を基準として、「バイブル」の表に当てはめたものですね。
ここで私の解釈を挟ませていただくと、SOGLIA=THRESHOLD(閾値)の意味ですから、ソリア心拍数はFTHRと概ね同義であるように思います。
私の生データでも、1時間維持できる限界の心拍数はソリア心拍数とほぼ一致します。
管理人様が「初心者のためのヒント」のなかで「L5はソリアに該当します」と明言された根拠は何でしょうか。
柿木工学博士の定義を基準としても、前述のようにL4からL6にかけて該当しますが、L5だけに限定された根拠は何でしょうか。
私が求めているのは厳密な定義ではありません。
パワーと心拍数を便宜上でも当てはめることが困難であるのは、前回の管理人様のご指摘からも、私の生データからも、また「パワー・トレーニング・バイブル」のP80からも指摘される通りだと思います。
イタリアの状況ではなく、管理人様ご自身のお考えを示していただければ幸いです。
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| [84] RE:「メディオ」「ソリア」の定義について Name:じてトレ管理人 | | | Date:2012/02/06(月) 19:56 |
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的を得たご指摘をいただきありがとうございます。
また表の中の記載方法がひじょうにわかりにくく誤解を生む内容だった点と、また先般のご指摘にもとづき表の中の記載内容を変更した際に一部数字の変更洩れがあった旨、深くおわび申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。
ご指摘頂きました件、以下の通りご回答申し上げます。
【ご指摘事項@】
さて、管理人様は「一律同じ基準(最大心拍数)で比較」と書かれていますが、コーガン博士のFTPの項目で基準とされているのは柿木工学博士の定義であり、心拍数ではないと思われます。
柿木工学博士は、出典である「funride 2009年11月号・P44」の項で心拍数については述べていません。
メディオはLTパワーの90〜100%、ソリアはLTパワーの100〜130%であると、独自の定義を打ち出されています。
つまり、コーガン博士の項目だけが、「一律同じ基準」ではありません。
ここは本件の核心にかかわる重要なポイントですから、確認していただければ幸いです。
【回答@】
ご指摘の通りです。
表については説明不足が多々あり、ひじょうにわかりにくかったようで誠に申し訳ありません。
FTPの項目はあくまでパワーの基準です。この部分を表に記載した理由は、柿木博士のパワー・ゾーン「メディオ」「ソリア」を最大心拍数換算する過程で使用したからです。いわば換算に際してのロジックと計算根拠を明らかにするために記載した部分といえます。ご指摘のように、従前の表のままではあらぬ誤解が起こり得る旨、理解致しました。よってFTP・FTHR・AT心拍数の列のそれぞれ左に新しい列を設け、誤解が生まれぬよう補足説明@〜Bを記載致しました。
「ソリア」「メディオ」定義比較表→リンク
http://www.overlander.co.jp/jitetore/sogria-medio.xls
【ご指摘事項A】
同様に、その右隣りのFTHRの記述についても、備考欄に「左で当てはめたレベルに準じて」と記されているように、ここも心拍数ではなく柿木工学博士の定義を基準とした結果から演繹されており、「一律同じ基準」ではありません。
【回答A】
ご指摘の通りです。
上記同様の理由であり、表がひじょうにわかりにくく且つ説明不足など不適切な箇所が多々あり誤解を生むような記載方法であった旨、誠に申し訳ありませんでした。
【ご指摘事項B】
また、メディオはFTHRの95〜105%、ソリアはFTHRの106%以上としていますが、これはメディオ=L4、ソリア=L5以上とする「修正前のゾーン」を基準として、「バイブル」の表に当てはめたものですね。
【回答B】
ご指摘の通りです。
この点は、前回表を修正した際に変更が洩れておりました。
この点は明らかに齟齬が出ていた旨、重ねてお詫び申しげます。誠に申し訳ありませんでした。
(表の中を修正しました)
【ご指摘事項C】
ここで私の解釈を挟ませていただくと、SOGLIA=THRESHOLD(閾値)の意味ですから、ソリア心拍数はFTHRと概ね同義であるように思います。
私の生データでも、1時間維持できる限界の心拍数はソリア心拍数とほぼ一致します。
管理人様が「初心者のためのヒント」のなかで「L5はソリアに該当します」と明言された根拠は何でしょうか。
柿木工学博士の定義を基準としても、前述のようにL4からL6にかけて該当しますが、L5だけに限定された根拠は何でしょうか。
【回答C】
根拠は、以下のようなものです。
【L5がソリアに該当する根拠】
1.柿木工学博士の「LTパワー」の定義と、コーガン博士の「FTP」はいずれも「1時間継続できる最大のパワー」であることからLTパワー=FTPと考えられる。
2.柿木工学博士の「ソリア」の定義は、LTパワーの100〜130%でありこれは2にもとづきFTPの100〜130%と読み替えられる。
3.L5はコーガン博士の定義上FTPの106〜120%に該当。これは上記柿木工学博士の「ソリア」の定義の範囲内に収まる。また柿木博士の「ソリア」の定義の範囲でも中央部分をしめており中核となるパワーゾーンと考えられる。
また限定したという点に付いては、柿木工学博士の「ソリア」の定義にはL4とL6も含まれるという点について見落としていたことが原因です。上記の根拠にもとづけば「L5はソリアに該当します」という表現自体は誤りではないと考えますが、正確に意味を伝えると言う意味では不足していた感が否めません。そこで、より厳密な表記とするために、該当ページに以下*部分の一文を補足致しましたので、ご確認ください。
「L5」「VO2maxインターバル」ということばは「ソリア*」に該当します
*厳密にいえばソリアにはL6(無酸素運動容量)やL4(乳酸閾値)といったパワー・トレーニングのゾーンも含まれます。
http://www.overlander.co.jp/jitetore/jitetorehint-shoshinsha20111214.html
今回実証実験までしていただいた結果、そもそも「ソリア」という言葉をパワーと心拍数ベースのトレーニング・ゾーンで用いるのは問題が多いことがよく理解できました。他方、最近ではほとんどの方が柿木博士の定義にのっとった「ソリア」「メディオ」の定義を用いられているように思います。じてトレではどちらかというとパワトレ寄りの立場ですので、あまり心拍数でのトレーニング・ゾーンは用いない方向で記事を書いておりますが、今後もし「ソリア」「メディオ」といったことばを用いた記事を書く場合には、今回の議論を十分に反映した形でなるべく誤解を生まないような表現とするよう心掛けて参ります。
その他、ご不明な点や違和感ある点がございましたら、遠慮なくご指摘ください。
どうぞよろしくお願いします。
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| [88] RE:「メディオ」「ソリア」の定義について Name:パワータップ愛用者 | | | Date:2012/02/12(日) 23:59 |
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じてトレ管理人様、丁寧なご回答ありがとうございました。
管理人様のお考えはよく理解できました。
これまでの管理人様との議論を通して、私の言いたいことが二つ(TとU)に絞れてきました。
T.パワーと心拍数は正比例しないので、両者を単純に当てはめたり換算するのは妥当でない。
私は前述[71]の生データから、ソリア心拍数はFTP100%〜130%という「ゾーン」なのではなく、おおむねFTP130%→100%という指数関数的「変化」であると考えます。
柿木工学博士はソリアやメディオという心拍数をパワー・ゾーンに当てはめようとしたようですが、私はT.を根拠に妥当でないと考えます。
また管理人様は件の表でパワー・ゾーンを最大心拍数換算しようと試みたようですが、私はT.からこの換算を妥当でないと考えます。
妥当でない当てはめや換算を繰り返すことによって、FTHRやAT心拍数とほぼ同義であるソリア(閾値)心拍数と、管理人様が作成されたコーガン博士の表における値との間でズレが広がったのだと考えます。
心拍数とパワーが単純に換算できるのであれば、心拍計でパワーが測れることになります。
U.「認知バイアス」がかかると、人は無意識に邪魔なデータを切り捨てる傾向がある。
これに関しては、例え話を作ってみました。
ある一日の気温が、30℃台が1時間弱、20℃台が6時間、10℃台が17時間強と観測されました(この割合は前述[71]の生データを参考)。
翌日の気象予報士A:「昨日の気温は20℃台でした。
なぜなら20℃台が中央部分をしめており中核となるからです。」
視聴者B:「いや、大半が10℃台なんだから、昨日の気温は10℃台だよ。」
クレーマーCは「うーん、ふたりとも違うだろ・・・」と考え、番組に投書しました。
それを受けて後日の気象予報士A:「あの日が20℃台だったという表現は誤りでないと考えますが、厳密に言えば30℃台と10℃台も含まれるという表現を補足します。」
クレーマーC:「うーん、厳密にというほどのことかなぁ。
それより、○○℃台に限定すると何か都合の良いことでもあるのかな・・・」
追い打ちをかける気象予報士A:「ほとんどの人が20℃台だと言っています。」
クレーマーC:「うーん、この予報士さんは多数決で天気予報してるのかな・・・」
今回は過度に挑発的でした。
失礼をお詫びいたします。
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| [91] RE:「メディオ」「ソリア」の定義について Name:じてトレ管理人 | | | Date:2012/02/14(火) 12:41 |
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パワータップ愛用者様、こちらのご意見を理解いただけたようでありがとうございます。
またパワータップ愛用者様のご意見についても興味深く拝見し、よく理解いたしました。
その是非については、このトピックの読者の方に個別にご判断いただきたいと考えます。
パワータップ愛用者様のご指摘のおかげで言葉の定義について理解を深められた点、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました(今後、本トピックについて必要があれば、個別にお問い合わせフォームよりご連絡ください)。
【nameless express様へ】
ご投稿ありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
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| [101] RE:「メディオ」「ソリア」の定義について Name:じてトレ管理人 | | | Date:2012/02/21(火) 14:16 |
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